喘息、せきの疲れを緩和するセルフマッサージ
風邪をひいたり、喘息の方、喫煙者の方は肺が疲れていることが多いです。
肺の疲れを緩和するセルフマッサージは以下のようになります。
肺の疲れへのセルフマッサージ
①座った状態で肋骨をさする 写真
肋骨にある肋間筋は肺の呼吸作用に関連した筋肉です。さすっていくことで肋間筋がほぐれ、緩和することが多いです。
②手のツボをツボ押し
手には肺のツボが集まっています。そこをツボ押ししていきましょう。
狙うツボは手の太陰肺経という経絡のツボになります。
簡単に狙う方法は、
1.胸の外側をさすってセルフマッサージ。 写真
2.腕の力こぶ側の外側、その下の前腕外側をツボ押し。 写真
です。
気持ちいい強さでセルフマッサージを行っていくいくと呼吸が楽になりやすくなります。
上級者向けのセルフマッサージ
ここでは身体の仕組みを理解されている方向けのセルフマッサージ方法をご紹介します。
基本的には肺の疲れへのセルフマッサージと同じことを行いますが、先程の部分に追加して、横隔膜へのアプローチも行います。
横隔膜は私自身がセルフマッサージを行うときには手掌で軽く持続押圧してます。
5gの圧、はがき一枚といわれる本当に軽い重さで横隔膜に手を当てるという感覚で押圧します。
これでぽかぽかしてくるとリラックスもしますし、肺の疲れも緩和します。
あん摩マッサージ指圧師が狙うポイント
マッサージ師が患者様の肺を疲れを緩和するマッサージも、基本的にはセルフマッサージと同じです。
私が肺が疲れている患者様へのマッサージポイントは以下のようになります。
外肋間筋を母指、手根、四指で揉捏。
横隔膜を手掌、母指、四指で持続押圧。
手の太陰肺経を母指で揉捏。
特に天府、侠白、孔最は肺が疲れていると硬結していることが多いので重点的に行います。